2008年09月20日

リパーゼとトリプシン

リパーゼやトリプシンは膵酵素の代表選手ですが、定期健診などのレベルでは膵臓の検査には使われませんね。

最近読んだ医療記事でこの2つの酵素を測定する意味について、「なるほど」と思ったものがありました。

アミラーゼの上昇は急性増悪の時だけで、あまり長続きしない。それに比べるとリパーゼやトリプシンは上昇している期間が長い。だからアミラーゼが正常の場合でも、リパーゼやトリプシンは異常を示している場合がある。しかしリパーゼやトリプシンは普通測定しないために、アミラーゼの正常を元に、膵炎とは別の病気の診断がついてしまう可能性がある、というのです。

その別の病名としてよくあるのは「機能性胃腸炎」だそうです。

もちろん、そのパターンの誤診は数パーセントくらいだそうですが・・・

posted by カオル at 22:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 膵炎と定義
この記事へのコメント
アミラーゼにはPアミラーゼとSアミラーゼがあるので、そういう意味で信頼度は薄いですよね。
ただ、病院で測定するのにあたっては、アミラーゼが一番てっとりはやいので、それだけを測定して異常なしなら疑わないというパターンも多いようです。
ただし、アミラーゼの高値と膵炎の重症度は一致しないので、高いからといって必要以上に気にする必要はないようです。
反面リパーゼにトリプシンが高いのは注意を要しますね。
Posted by あゆ at 2008年09月23日 11:47
PとSがあるんですね。おかげで、健診での血清アミラーゼの値というのも、Pのみの場合とPとSの両方の場合があることがわかりました。私の職場の健診の数値は、正常値の表示から判断するとPのみのようです。

なかなか奥が深いなぁ。
Posted by カオル at 2008年09月23日 20:42
なぜリパーゼは測定されなくなってしまったのでしょうか?医師の教科書にはアミラーゼとリパーゼを両方測定せよということが書いてあったように記憶していますが。
どなたかご教授ください。
Posted by にし at 2009年07月13日 14:09
リパーゼはアミラーゼと同じで初めからその酵素として膵臓内で作られて、しかもアミラーゼのように唾液腺型や膵臓型という種類もなく、膵臓固有の酵素なのだそうですが、検診では測定しませんね。
理由については、推測ですが「検診だから一応膵臓の機能検査もやっとくか。やるならアミラーゼかな」という程度ではないでしょうか。(間違っているかもしれません。)
検査コストがアミラーゼの方が安いとか、アミラーゼの方が化学変化がしにくい、ということもあるかもしれません。
(でもすべて推測です。)
Posted by カオル at 2009年07月19日 06:31
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