2013年08月25日

自家膵島移植のつづき

自家膵島移植について、よ〜く考えてみるとやはり以前から個人的には馴染みのある言葉なのでした。

忘れていたのですが、自分の作っているサイト「慢性膵炎ノート」で、「国立国際医療研究センター研究所」の膵島移植プロジェクトを紹介していたのでした。

そのプロジェクトのページ にはアメリカでの重症慢性膵炎患者への自家膵島移植の手術実績が次のように書かれています。

「自家膵島移植は1970年代に始まり、激しい痛みのある慢性膵炎や膵良性腫瘍で膵切除を行う患者に対し行われてきました。 ただし高度な技術を必要とするため限られた施設でのみ実施されてきました。近年その有効性と安全性が認められ、 アメリカでは保険診療となり実施施設が増加しています。我々のチームが在籍していた米国のベイラー大学でもこれまでに40例以上膵全摘術+自家膵島移植を行い、 ほぼ全例で痛みの著名な改善を認め、またほぼ全例で移植した膵島が機能し、良好な血糖コントロールが得られています。」

ベイラー大学は膵島移植(これは他人からの移植も含みます)では先進的な大学の一つのようですが、アメリカではすでに自家膵島移植が保険診療の対象となっているという点がすごいですね。

技術的に高度だから、どこの病院でもできるというわけではないけれど、治療法としては確立しているということでしょうか。

お国柄の違いもあり、単純にはいかないでしょうが、日本でも保険適用をしていただくと助かる患者さんは多いのではないでしょうか。

ちなみに、他人(脳死の方)からの膵島を移植する場合(これは免疫抑制剤をずっと服用しなければなりませんし、現在日本で積極的にやっているのかどうか不明です。狂牛病か何かの影響で一度中止になりました。)、治療費はおよそ300万円くらいだったと記憶しています。

posted by カオル at 09:12| Comment(43) | TrackBack(0) | 膵炎と外科的治療