2007年12月29日

フォイパンはだいぶいいらしい。(本から)

『生活習慣とすい臓病』からもう一つ興味深い記事です。フォイパンに代表される蛋白分解酵素阻害剤についてのものです。記事によるとこの薬の効能は、単に消化酵素の働きを抑制するばかりでなく、膵臓の線維化をも抑制することがわかったということです。またすい星細胞という、膵炎を悪化させる細胞の増殖を抑えたり、他の悪化を引き起こす物質の放出を抑制することもわかったそうです。だから膵炎の初期(代償期)ばかりでなく、中期(移行期や非代償期の初め)にも意味があるということのようです。

ただしアルコールを摂取する場合は意味がなくなる、という注釈つきでした。

posted by カオル at 00:54| Comment(15) | 膵炎と薬

2007年12月27日

消化酵素25種類

『生活習慣とすい臓病』によりますと、膵臓から分泌される消化酵素は代表的なアミラーゼ(炭水化物を分解)、トリプシン(タンパク質)、リパーゼ(脂肪)、エラスターゼ(繊維質)などを含め、なんと25種類以上もあるのだそうです。

多才ですね。

posted by カオル at 23:50| Comment(2) | 膵炎と膵臓

2007年12月26日

『生活習慣と膵臓病』が届きました

ninaさん紹介のもう一つの本、『生活習慣と膵臓病』が届きました。今年福岡で開催された同名の市民講座を本にしたもののようです。この本にもおもしろい記事がいくつかあります。たとえば「社会的ストレスと慢性膵炎の関係」という章があるのですが(こういう章があること自体が新しい感じがしますが)その中のアルコール性慢性膵炎患者の性格的特徴の記述はこうです。「アルコールを飲む方は社会的順応に過度に関心があり、良心的で、完全璧が強く、几帳面で、些細なことにもとらわれやすく、リラックスできない強迫的性格傾向を示す方が多く、より社会に適応していると考えられています。つまり、強迫的性格傾向の強いアルコール性慢性膵炎の方ほど、飲酒や脂肪食の嗜好の習慣が多く認められるのですが、より社会に適応しているという背景には、飲酒や脂肪食摂取などで心理的ストレスを発散させていると考えられます。」私は酒宴では結構飲んでしまう方でしたが、言われてみれば人と交わる場で交流を求められることのストレス解消もあったようにも思います。先日も近所の子供会のクリスマスパーティでポイントワンを8缶も飲んでしまいましたし。

posted by カオル at 22:57| Comment(6) | 膵炎と関連書籍

2007年12月25日

『名医のわかりやすい 「膵臓の病気」』

ninaさんから紹介のあった「名医のわかりやすい『膵臓の病気』」が届きました。医学生のための本かなと思うくらい説明が詳しく、図も豊富(少し小さいのが目の悪い私には難点ですが)で、とても勉強になる本です。まだ初めの30ページくらいしか読んでいませんが、いくつか新鮮な情報がありました。たとえばガスがたまりやすいのは膵臓の消化酵素が小腸まで達せずに小腸内で食物が消化不良になるためであるとか、他のほとんどの臓器には動脈が1本入って静脈が1本出ているが、膵臓には動脈が数本入っており、大量の血液が酸素や栄養分を運んでいるとか、解剖するときに膵臓は他の臓器と密着したり、裏側に血管が多数ついているためにあまり動かせない、ということなどです。また膵臓が他の臓器に囲まれている状態が「あたかも貴重品のようにいろんな臓器に囲まれて」と表現されていて、「なるほどなぁ」と妙に感心しました。

posted by カオル at 23:14| Comment(6) | 膵炎と関連書籍

2007年12月24日

HP更新

ninaさんから紹介してもらった書籍について、HPにも転載させて頂きました。ninaさんありがとうございました。

posted by カオル at 23:16| Comment(1) | HP更新履歴