2007年03月01日

膵炎疑診

膵炎「疑診」というのはつまり、画像診断には何も現れないが患者が痛みなどの症状を訴えている、これを慢性膵炎と診断してもよいのかどうか、どうも患者には酒飲みが多いようだし疑わしいなぁ、ということだと思いますが、その点については慢性膵炎の専門家でも問題になっているようで、「日本膵臓学会」の(多分)2005年大会のホームページでも診断の困難さ、言い換えれば診断技術の未熟さに触れているものがあります。
http://www2.convention.co.jp/36jps/program2.html
特にポイントとなる点を引用しますと、
現在の診断基準では進行した慢性膵炎の診断は簡単であるが、早期で軽度の異常しか見られない慢性膵炎、慢性膵炎に特徴的な疼痛のみを有し形態学的異常が認められない症例、膵癌との鑑別を要する慢性膵炎、さらには急性膵炎発作を繰り返す慢性膵炎では診断が困難である。」
というところでしょうか。一体どこがどうなって疼痛が発生するのか、そのあたりが解明されていないのですね。





posted by カオル at 23:13| Comment(0) | 膵炎と定義